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Essay:箸やすめコーナー・各界の方の連載エッセイです。

地の塩食菜くらぶエッセイ 河上民雄/「古典の力」  河上民雄
「古典の力」  河上民雄
「古典の力」  河上民雄

 東京の麻布鳥居坂にある国際文化会館の一階に吉田茂氏の書があり、論語の有名な一節、「有朋自遠方来、不亦楽乎(朋有り遠方より来たる、また楽しからずや)」が墨筆で記されている。

 吉田氏は戦争末期、親英米派として特高の監視下に置かれ、その間、黙々と書道に専念したといわれている。旧臘朝日新聞で丹羽文生氏が、首相の発言のなかに古典の引用が少ないのは、幼少時代からの漢文教育が疎かにされているためではないかと、吉田氏は幼少期に四書五経を叩き込まれたと、注目すべき指摘がなされていた(2011年12月9日)。

 その一方で、石橋湛山は日蓮宗信徒で、実父も養父も身延山の法主という最高ポストに立った名門の出だが、最晩年、不自由な左手で書にした色紙の言葉は聖書(マタイ伝6章)の言葉で「明日の事を思い煩うな 湛山」であった。

 さかのぼって勝海舟は、清朝末期の碩学の言葉を引用しているケースが多く、徳富蘇峰、蘆花兄弟の父徳富一敬(蘆花はナショナリストの兄に反撥して、絶対平和主義のトルストイに傾倒した。富の点を取って徳冨蘆花と称していた)に、そこから引用した一節を書にして与えている。

 古典の強みは、十年単位ではなく、何百年単位、時には千年単位の歴史に耐えるところにある。新約聖書のエフェソ書は、当時のギリシャ文化圏の中心都市エフェソに天才的な説教者が現れ、エフェソの信徒の間に混乱が起きているのを戒めるパウロの書簡であるが、その第二章十四〜十六節には次のようにある。

 実に、キリストはわたしたちの平和であります。二つのものを一つにし、御自分の肉において敵意という隔ての壁を取り壊し、規則と戒律ずくめの律法を廃棄されました。こうしてキリストは、双方を御自分において一人の新しい人に造り上げて平和を実現し、十字架を通して、両者を一つの体として神と和解させ、十字架によって敵意を滅ぼされました。(エフェソの信徒への手紙・新共同訳)

 今日に至るまで、これほど的確にベルリンの壁の崩壊から東西ドイツ統一達成までの激動の一年(1989〜90年)を預言した言葉は他に見当たらない。(了)

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南三陸のドキュメンタリー映画『波田谷に生きる人びと』が上映中です。民族学の研究のために震災前から波田谷に通っていたのがこの映画の監督です。震災前の暮らしで、ほとんどが震災前の記録です。震災後、監督は辛くて欝になったとのことですが、それを乗り越えて映画を完成させたと聞きました。南三陸を知っている人にとっては、何かを感じるものがあります。(上映は東中野ポレポレは21日まで、他はネットで検索して下さい)(2015/08/13)

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