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Essay:箸やすめコーナー・各界の方の連載エッセイです。

南三陸だより/日野原重明先生からも応援メッセージ
日野原重明先生からも応援メッセージ
「応援のことば」  

南三陸便り 「応援のことば」

勇気ある行動を
 東京の私の住まいのあるあたりでは、秋の青空を背景にきれいに色づいたいちょうの並木が街路を飾っていますが、南北に長い日本列島では、早くも北から初雪のたよりが届いてきました。
2011年3月11日の大震災の日から三陸町のみなさんはどのような毎日を送ってこられたのでしょうか。一日も早くもとのような平穏な日々を取り戻せますようにと、私もみなさんとこころをひとつにして願っております。
さて、私は10月4日で満101歳を迎えました。広大な宇宙から見れば、100年という日時はほんの一瞬ともいえそうですが、それでも私にとっては忘れられない大きな出来事に何度も遭遇してきました。
関東大震災の記憶は、私が10歳の時でした。当時は神戸に住んでいましたから、横浜港から船で避難してきた人たちが神戸に上陸する際に、母がボランティアの一人として手作りのおにぎりを提供している風景を忘れることができません。次は、東京大空襲の体験です。聖路加国際病院に運び込まれてくる大勢の火傷患者の治療で大変な毎晩を過ごしました。
1970年の日航機「よど号」のハイジャックに遭遇した時には、4日間拘留された機内で何度もいのちの危険を覚悟しました。そして、1995年のサリン事件では、病院に運び込まれてきた640名のサリン中毒患者を何とか助けようと、サリンの解毒剤を点滴し、各科の医師や看護師400名のスタッフを挙げて必死に働きました。640人中死亡は一人だけで、後は全快させました。
私たちは誰でも、生きていく上で幾つもの試練に遭遇します。しかし、天はかならずその試練から逃れる道も用意して下さっているのです。皆さんもたいへんな苦難の中におられます。日本中から東日本の災害に対してボランティアの応援の手が差し伸べられていますが、今は耐える時なのです。それに耐えることによって、力が与えられ、新たな運命をデザインしていく勇気を得ることができるのです。私はそれをひたすら願っています。
聖路加国際病院理事長 日野原重明

南三陸戸倉の三浦さき子さんとのご縁



 地の塩食菜くらぶは2011年度は被災地に音楽と嗜好品を贈りたいという支援活動を行い、久保陽子さんのチャリテイコンサートを実施し、またいろいろな企業からのご協力をいただき、宮城県名取市の小学校2校と肢体不自由児施設を訪問しました。2012年度の支援活動を企画している時、会員である古里さんの活動を知り、何回かいっしょにカットボランテイアに同行させていただきました。その機会に訪れた仮設住宅の集会所でお目にかかったのが三浦さき子さんでした。

 家も職場も家族も、水産を中心にして動いていた産業もなくなり、全てを失った方々が臨時の住処で暮らしていらっしゃいました。寄付されたミシンで小物をつくったり、手芸品をつくるような日々を送っていらっしゃいました。そういう中で三浦さんは失ったレストラン慶明丸を復興させたいと話してくださいました。震災前は、若くしてご主人を亡くし、女手で漁業の町らしい、鮮度のいい海産物や自分たちで作った野菜や自家製の加工品を出すレストランを作り、直売所も併設して順調に事業を伸ばしていたそうです。

 震災で全てを流され、南三陸の漁業も大きなダメージを受け、漁船も2200隻あったものが、今は400隻位になってしまい、牡蠣やワカメの種付けなども、以前の何分です。従った採れる量も少なく、また漁船のある人、ない人とさまざまな状況で、この3年間は協同組合組織になりました。採れた量に関係なく、漁協から給料をもらう形で協力しあっているそうです。

 三浦さんは南三陸戸倉の波伝谷仮設住宅の自治会長です。仕事を失い、狭い仮設住宅の4畳半1間の中で暮らしながら、いろいろな人達の話を聞き、話す場所も気楽に食事するところもほとんどないのが今の現状です。そこで慶明丸をそういう人達のための場所にして、それから南三陸町の魚介類を食べていただき、販売していく店にしようと立ち上がりました。

 そのような願いを三浦さんからお聞きし、それでは私達は2012年度の支援活動は三浦さん達を支援しようと決めました。復興支援を一回だけするのではなく、継続しないと支援にはなりません。三浦さんを中心として慶明丸というお店の復興を、個人のものだけでなく、地元の雇用や産業支援に繋がっています。三浦さんにお会いして、1番に魅力を感じたのは、個人のことでなく、地元の人や地元の産業を真剣に取り組む姿勢です。トップになる方の人間性が最も大切だと私は思います。

 たくさんの支援の形がありますが、私の考えは無理をしないことが大切だと思います。選択をしてどうせ買うならここで購入するという支援です。私たち食菜くらぶは「日本の食を考えよう」というテーマで「誠実な正しい生産者や生産物を応援する」ことが方針です。南三陸は日本を代表する海産物の宝庫でした。そして品質のいいものを私たちに供給してくれていました。ワカメはここで買ってあげましょう。美味しい魚や貝類も時々買いましょうと提案していきたいと思います。

 助成金で建物の枠はできる見通しですが、これからその内部設備や什器備品などをそろえなければなりません。例えば冷蔵庫や冷凍庫、調理台や食器、エプロンに至るまで要りますので、私たちはまず、応援金を一口1万円で募り、それらの足しにしたいと考えてます。その一方でワカメや魚介類の販売も来年開店すれば販売が可能になります。

 こういった活動を「南三陸便り」でご報告していきたいと思います。
 

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南三陸のドキュメンタリー映画『波田谷に生きる人びと』が上映中です。民族学の研究のために震災前から波田谷に通っていたのがこの映画の監督です。震災前の暮らしで、ほとんどが震災前の記録です。震災後、監督は辛くて欝になったとのことですが、それを乗り越えて映画を完成させたと聞きました。南三陸を知っている人にとっては、何かを感じるものがあります。(上映は東中野ポレポレは21日まで、他はネットで検索して下さい)(2015/08/13)

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