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Essay:箸やすめコーナー・各界の方の連載エッセイです。

南三陸だより/南三陸戸倉の三浦さんを訪ねました
南三陸戸倉の三浦さんを訪ねました
南三陸戸倉の三浦さんに応援金を届けました



 4月20日に南三陸戸倉の三浦さき子さんをお訪ねしました。12月に三浦さんを支援する組織として「南三陸戸倉の三浦さんとつなぐ会」をつくり、応援金と海産物の購入して、応援して行こうと呼びかけましたところ、多くの方からご協力いただきました。12月のチャリテイコンサートの収益金を加えて、三浦さんにお渡しいたしました。それ以外にもいろいろな形での応援をいただきました。例えば、クリスマスプレゼントとして南三陸の方々にイタリア製の素敵なスカーフ213枚をいただきました。また、建物を建てるについての基礎に関する専門家としてのアドバイスを現場を視察して意見をお伝えした結果、一部予定を変更して今回完成しました。また、設備や什器に関する資料をいただき参考になりました。また、作業用エプロンをわざわざ作りお贈りいただきました。また、自分は何もできないけど、食材を購入する協力をしたいという購入申込もありました。いろいろな形や皆様の思いをお伝えして、開店のお祝いを三浦さんに申し上げました。

 震災前の店<慶明丸>で入口に掛かっていた黄色の浮き球が津波で流され、アメリカのアラスカに届き、それを現地からいろいろな方の協力で三陸に戻ったというニュース記事は、いろいろな新聞やテレビなどで伝えられました。三浦さんの話題は地元でもダントツで、開店に際して、多くの取材があり、いろいろな組織からの応援もあったそうです。
 復興のシンボルのような三浦さんの存在ですが、やはり大切なことはこの<慶明丸>が地元の人にとって良き存在となることで、それを私達がどのように支援していけるか地道に継続していくことかと思います。
 

<慶明丸>でご馳走になったものをご紹介




 まず、わかめのしゃぶしゃぶです。土鍋に予めとった出汁にカニを入れ、煮立ったところにさっとわかめを入れ、緑色になったら引き上げ、そのままかポン酢を少しかけていただきます。三陸産の牡蠣や水菜も入れ、また、わかめをさっと入れる、その繰り返しですが、いくらでもわかめが食べられ、美味しいのです。三浦さんが次々にわかめを取ってくださいます。また、めかぶの酢の物、ほうれん草のお浸し、ホヤの酢の物、お刺身は銀鮭とホタテのひも。野菜は全部地元産のものです。ホヤも全然臭みも苦味もなく、新鮮なものは、私達が知っているホヤとは全く違うものでした。
 炊き込みご飯も〆にいただきました。

ホヤとタコをどう調理するか見せていただきました



 ホヤは臭いとか苦味があるなどと苦手な人もいるけど、本当はこんなにすっきりとした味なのかとびっくりしました。でもホヤをいきなりいただいてもどうやって調理するかわからない、困ってしまうということから、”ホヤの解体ショー”を三浦さんにしていただきました。オレンジ色のホヤに包丁を入れるとピューッと海水が出てきます。それから外側の皮を取り、オレンジ色の貝の周りについている灰色のつぶつぶした物を取り除き、貝だけにきれいに掃除して、食べやすい大きさにします。小さな小鉢にきゅうりといっしょに酢の物になって小鉢として何気なくいただきましたが、処理だけでも結構大変でした。

 三浦さんは生きたタコを店前でバケツに入れ、ネットに入れて塩をかけて何回ももみ、滑りを取る作業をしました。大きなタコはなかなか元気で何回も何回も塩で揉みました。本当は洗濯機でやるといいのだけどと三浦さんは言ってましたが、タコを揉むのに洗濯機を使うのがいいとは初めて聞きました。それから厨房に滑りをとったタコを持っていき、大鍋にお湯を沸かし、そこにタコを入れて茹でます。この様子もなかなかダイナミックでした。いいタコがあるからと三浦さんは我々が帰る寸前にタコを茹でて味見をさせていただきました。やはり美味しい!!翌日、送っていただき、私は塩が効いていたのでオリーブ油をかけて、白ワインといっしょにいただきましたが絶品でした。トマトといっしょにいただくと更に良かったです。

南三陸町の町の様子



 南三陸町は震災直後から見ると随分の瓦礫は片付きました。商店や住居のあったところは津波で流され、その跡地には建物が建っていません。津波の被害にあった場所は、店舗は建てられが、住居としては許可がおりないから、多くの人はどうするか選択に苦渋しているそうです。その土地は県で買い取ってくれるが、その代替地は高台に造成中で完成まで4〜5年かかると言われており、住居と仕事場がこれまでいっしょだったのが、今度はそれを分けることになり、特に年配の方はこれからそのために借金をすることを躊躇っているそうです。
 震災で家族や仕事を失っている人が多く、いまだ仮設住宅で暮らし、一人になってしまった人たちが共同生活をしている人が多いとのことです。仮設住宅の暮らしも長引き、狭い中で苦しい反面、今度そこを出て今更一人で暮らすのは寂しく、また津波で怖かった恐怖を思い出すのでいやだという人も多いと聞きました。

 <慶明丸>のテーブルに手作りの造花がありましたが、これも仕事から戻った人たちがこういう手仕事をして考え込む時間を無くす効用がある、一種の支援事業とのことでした。この造花も趣味のものなので売れるのかなと心配しましたら、現在は注文が殺到してさばき切れないとのことでした。
 私たちは「食」の分野で支援したいと思いますし、支援でなく、本当にいい食材があるので積極的に購入できると思っています。

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南三陸のドキュメンタリー映画『波田谷に生きる人びと』が上映中です。民族学の研究のために震災前から波田谷に通っていたのがこの映画の監督です。震災前の暮らしで、ほとんどが震災前の記録です。震災後、監督は辛くて欝になったとのことですが、それを乗り越えて映画を完成させたと聞きました。南三陸を知っている人にとっては、何かを感じるものがあります。(上映は東中野ポレポレは21日まで、他はネットで検索して下さい)(2015/08/13)

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