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People:人物にスポットを当て、ためになる話、経験やその方の哲学など、プロ・アマのさまざまなジャンルの方から伺います。

齋藤 和弘さん/食料危機、水危機をどう考えるか。
原料を安定的に確保するには

 サントリーがウーロン茶を発売したのは1981年。この年から中国の福建省に茶葉を買い付けに行き、以来30年直接現地と深く交流し調達しています。
 福建省は世界の茶どころ。清朝末期には省内だけで20万トンの茶葉を生産していました。戦争と文化大革命で荒れに荒れ、サントリーと取引が始まったころは数万トンの生産しかありませんでした。いまは14万トンくらいまで復活、少しは当社もお役に立ったかもしれません。

 お茶やコーヒーの歴史は、残念な収奪の歴史です。お茶の産地であるモンスーン気候の一帯、コーヒーの産地である亜熱帯の高地は植民地だったところが多く、独立後も旧宗主国が流通などに強い影響力を持っています。多くの産地では一日の賃金が1ドル以下に抑えられるなど、今でも低賃金労働が行われています。そこを改善し産地にお金が落ちるようにと「フェアトレード」活動も行われていますが、中間にいくつもの組織が介在してルートが複雑になり、払ったお金がきちんと現地の農民に届いていないのが実態とも言われています。
 直接交流がなされていればこうした問題は起こりませんし、双方の協力でなければ解決できない品質の向上や農薬の使用基準の徹底、トレーサビリティーの確立に極めて有効です。もちろん一番大きな経済的メリットである価格について、双方が納得するようにご相談することもできていますので、いい関係が長く続いています。
 ウーロン茶の調達は、わが社の成功体験です。コーヒーについても産地の農協と直接の交流を進めています。

耕作地、水源地が減っている

 世界で、他国の農地や水源地を買う「ランドラッシュ」が盛んになっています。外貨が潤沢にある国は国策として行っているようですし、企業として行っている先進国も多くなってきました。将来、食料と水が足りなくなるのがわかっているから、まず押さえる。まるでかつての植民地争奪のようです。ランドラッシュはいずれ戦争の原因にすらなってしまう可能性があると言われ、イヤなことですがこれが現実です。

 日本の水源地の山林も外国資本に買われ始めているようです。極論ですが日本は過疎化をある意味積極的に促進してきたのではないか。「金の卵の集団就職」が象徴するように、都会に人を集めて外貨を稼ぎ、反面農業では食べていけない、農地や山林を維持できない環境にしてきたのではないか。誰も買ってくれない維持に費用のかかる山を買ってくれるなら、と土地を売る人を責めることはできません。田舎育ちの私の個人的な実感です。

 食料危機、水危機は、40〜50年後にかなり深刻な状態で顕在化すると言われています。いま世界の人口は60億人で、約2割の12億人が飢餓にさいなまれています。このレベルが倍になれば24億人、3倍になれば…というわけで、対策が出遅れたところから飢えていきます。日本がどのレベルにあるのかはわかりませんが、有効な対策がリーダーシップを持ってなされているでしょうか。

 危機の原因は、人口急増や食料資源の偏りなど政治的な課題も大きいですが気候の変動も大きな要素です。直近の温暖化も重大ですが長いスパンで見ると、地球は寒冷期に向かっているといわれています。寒冷期とは単純に平均気温が下がることではなく、その過程で乱高下を繰り返し、気温や降雨量の変動が激しくなることです。温暖化・寒冷化いずれにしても作物の安定した収量の確保や、栽培計画が立てにくくなります。
 また、内陸部の降水量が減って乾燥が進み、耕作可能地が減少してきています。極端にいえば砂漠化が進行しているということです。アラブ圏の人たちは水の問題が身にしみていますが、日本人の実感には乏しいです。

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